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2025.07.07

【耐震基準】能登研修で見た「復興」の現実と、私たちができること

【耐震基準】能登研修で見た「復興」の現実と、私たちができること

能登研修で見た「復興」の現実と、私たちができること

先日、株式会社M's(エムズ)構造設計 エムズ構造設計事務所の佐藤実先生とともに、
そこで目にした光景に、私は大きなショックを受けました。
街中の道路は、壊れた住宅の瓦礫で塞がれ、復興が進んでいない現実を突きつけられました。
特に印象的だったのは、情緒ある朝市が並ぶ商店街の建物。
1階が店舗、2階が住居という造りの家がほとんどで、立派な2階を持つ建物も地震で1階が潰れてしまっていたのです。
その瓦礫が避難経路となるはずの道路を塞ぎ、津波の避難もままならない状況があったと聞きました。
津波の高さは1メートル。
もし1階が潰れていなければ、2階に逃げて助かった命もあったはずです。

能登で被害が大きくなった一因には、2007年の能登地震があります。
あのときのダメージが、建物の耐震性を大きく損ねていたのです。
地震のダメージは目に見えなくても建物に蓄積されていて「1度目は耐えられても、2度目は持たない」と言われています。
実際に、瓦礫が撤去された地区でも人の姿はほとんど見られず、「復興とは、道路や建物が元に戻ることではなく、人の営みが戻ることなのだ」と強く感じました。

長崎でも震度5以上の地震が起こる可能性があります。
私たちマツケンホームではリフォームにおいても耐震補強を大切にしてきましたが、今回の研修を通して、その判断は間違っていなかったと確信しました。
人の命を守り、災害後の生活を守るためにも、建物が地震で倒壊しないことが何よりも重要です。
今後も私たちは、耐震の重要性をお客様にしっかりと伝えていきたいと思います。

マツケンホームでは全ての新築住宅に耐震等級3:許容応力度計算を行います。
まずはマツケンホームの平屋のモデルハウスで体感してください。
モデルハウスページはコチラから



株式会社M's(エムズ)構造設計 佐藤実氏と弊社専務

波佐見・佐世保・川棚・東彼杵・大村で新築住宅・平屋を検討の方はマツケンホームにぜひご相談ください。